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明日が来るのが怖いから寝たくない人

投稿日:2019年6月25日 更新日:

 

 

・「眠ったら、また明日が来てしまう」と思って寝たくない、というケースも有る。

 

寝る時に明日のことを考えてしまう

・単純に明日、嫌なイベントの予定があることもあるが、人間関係が原因の場合も多い。嫌な上司、嫌な教師、嫌なクラスメイト。家族って可能性もある。

 

ドフトエフスキー曰く、意味もなく穴掘って意味もなくそれを埋めるのが一番つらい拷問だ、とのことだ。
道のりが遠すぎて、自分のやっていることの進捗が手応えとしてわからないときなどは「無為な繰り返し」に感じられ、意味もなく穴掘って埋める心境になる。

 

そうではない場合、日中の活動、仕事、勉強に辛さを感じているなど。労働環境がブラックなケースがわかりやすい例か。今回の「明日が嫌で寝たくない」というのも、大体は仕事を指していることは多い。

 

・ただ、これらは「日常」に分類されるもので、次第に麻痺していくことがある。「慣れる」ではなく「麻痺」。

感情鈍麻などと呼ばる。また、燃え尽き症候群でも脱人格化と呼ばれる機械的な仕事ぶりになることがある。

つまり、ストレスはたまり続けるが、心当たりが自分でわからなくなることもある。

 

ブルーマンデー症候群

 

・何かしら日常(平日)中の何かに対してストレスを感じる人というのは多く、「明日からまた仕事だ」と思うと憂鬱になるという話は多い。この症例をブルーマンデー症候群と呼ぶ。

 

サザエさん症候群との呼び方のほうが広まっているかもしれない。大体あのアニメが流れる頃が日曜の夕方で、その頃が「明日を気にして憂鬱になりやすい」タイミングのようだ。

 

毎日明日が来るのが怖い、寝たくないと思うなら、ブルーマンデーと同じ属性で、さらに強い状態かもしれない。

 

日本の江崎グリコによるアンケート調査(2018年2月に働く男女と専業主婦の各400人に実施)では、「憂鬱に感じる曜日」は月曜日が各層とも最多だった。

 

また労働者健康安全機構の旭労災病院(愛知県尾張旭市)の研究によると、心臓への負荷(収縮期血圧×脈拍数)は月曜午前が他の曜日・時間帯より高い。

 

早稲田大学准教授の上田路子らによる人口動態調査票の分析では、男性の自殺が最多なのは月曜午前であった。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/サザエさん症候群

 

ピンとこなければ小学生の時の8月31日を思い出せばいいだろう。

 

自殺が多い件は、グラフ見たことあるけど毛が生えた程度に多かっただけだな、私が知ってるのは。たいしたことないと言うより他の曜日も酷いってことかも知れんが。

 

「明日が嫌で寝たくない」という人の場合、明日が平日である限り毎日ブルーマンデーのような状態かもしれない。

 

・「一週間単位」で一日を見ると、月曜日は憂鬱になる。ゴールが休日になり、そこまで最も遠い一日からだ。

その日の仕事が終わったところで「あと4回これを繰り返すのか」と思えば絶対嬉しくない。

人に依っては「あと5回」だったり休日潰れてたりしてもっと酷い。

 

 

予期に依る「痛み」

 

・ただ、以前やったが「この後のことを心配している状態が一番苦痛を感じる」ということは忘れないほうが良いだろう。実際の日常よりも、夜そのことを心配している状態のほうが「つらい状態である」ことを。

 

 

数学嫌いが「これから数学のテストがある」と思った時に、実際に脳が痛みを感じているのと同じシグナルを発していた。心理学者曰く「燃えてるストーブに手を載せたときと同じくらい」だそうだ。

 

また、物理的な危険、身体的な危害が予測できる状況で活性化する脳の部分と、同じ場所が活性化していた。

 

明日が来るのが嫌だと思うとき、脳が実際に「痛み」を感じている可能性がある。

 

・重要なのは、「実際に問題を解いているときにはほとんど反応を示さなかった」ことだ。「」が現実以上のストレスを与えている。

また、この痛みは主観的には恐らく「痛み」として認識されない。数学嫌いがテスト前に痛い痛い言ってるわけじゃないだろう。見たことないわ。

、心配、恐怖。「痛み」は恐らくこの様な、ネガティブな「感情として」知覚されていると考えることができる。

 

・もちろん今回の場合、クソ野郎と実際に合うのは明日だろうし、苦行の如き仕事に手を付けるのは実際に明日だろう。

ただ、その前の予期・予測の段階、つまり夜に明日のことを気にしている状態での「痛み」は、それとは別のところにある。

 

・厄介なことに、人は不安を覚えるものに対して無防備でいたくない。
このような心配や不安という形でそれに対して思いを巡らせることは、ある種の「気晴らし」になっている。具体的に言えば、対策を練っている、心の準備をしているようなつもりになっていることが多い。問題は、それをどこまでも続けている時だ。

人がなにか過去を思い出している時、それを「追体験/再体験」しているという説がある。もちろん想像していてもだ。
メンタルタイムトラベルというのだが、実際の碌でもない時間+それについて考えている時間=それについて悩まされる時間だとするならば、やりすぎは損だろう。

程々のところで思考を切り上げるということができないと、思考に囚われるかもしれない。

 

・「自分が寝たくないと思うことが問題」ならば、日常をなんとかする必要は必ずしもあるとは言えない。

まぁ、日常がなんとかなったらぐっすり眠れそうでもあるのだけれど。大体はそっちのほうが難しい。

 

・また、人には「気をそらす機能」がある。前頭葉がそれを司り、集中するべきこと、無視するべきことを処理できる。

「明日を気にする」ことは、むしろガン見している状態だ。嫌なことに集中している。それだと強化される。

 

「嫌なことに対して無防備でいたくない」という気持ちが、時に裏目に出る。あと、ぶっちゃけ気に病むだけなのは備えになってないってのもある。言葉通り「寝たほうがマシ」なのだが、当事者はとてもそんな気になれない。目を離すことができない。

 

・ついでにいうと、夜は嫌なこと思い出しやすい。根本的な部分で悩むのに向いていない時間帯だ。明日が気になる前にさっさと寝て早起きしたほうがマシかもね。

 

うつ病の可能性について

・当日朝の新聞配達員が出す音を聞くと気が重くなる、なんて話がある。また、「職場や人が怖くなる」ことがあるとされる。

 

・ただ、うつ病は朝が最も気が重く、夜にかけて次第に良くなっていくとされている。日内変動。

だとすると夜に気が重い今回の件とは違うように思える。

一方で、うつ病による不眠の症状はあるとされるし、「」はうつ病の代表格でもある。悪夢も多いとされ、どれも寝たくないという心境は発生しうるだろう。どちらが先なのかは微妙なところだが。

 

 

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