睡眠

明日が来るのが怖いから寝たくない人

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「眠ったら、また明日が来てしまう」と思って寝たくない、というケースも有る。

理由はともかく、そのせいで就寝が数時間遅れるようなら、明日が「ロクでもない一日」になることに自分から歩を進めていることになるだろう。

 

 

寝る時に明日のことを考えてしまう

・人間関係が原因の場合が多い。嫌な上司、嫌な教師、嫌なクラスメイト。家族って可能性もあるね。

 

ドフトエフスキー曰く、意味もなく穴掘って意味もなくそれを埋めるのが一番つらい拷問だ、とのことだが、そのほうがまだマシな環境もあるわけで。

 

・そうではない場合、日中の活動、仕事、勉強に辛さを感じているなど。労働環境がブラックなケースがわかりやすい例か。

 

後は道のりが遠すぎて、自分のやっていることの進捗が手応えとしてわからないときなど。これらは「無為な繰り返し」に感じられ、意味もなく穴掘って埋める心境になる。

 

ただ、これらは「日常」に分類されるもので、次第に麻痺していくことがある。「慣れる」ではなく「麻痺」。

ストレスはたまり続けるが、心当たりが自分でわからなくなることもある。まぁ慣れちゃうこともあるけれど。

 

ブルーマンデー症候群

 

・何かしら日常(平日)中の何かに対してストレスを感じる人というのは多く、「明日からまた仕事だ」と思うと憂鬱になるという話は多い。この症例をブルーマンデー症候群と呼ぶ。

 

サザエさん症候群との呼び方のほうが広まっているかもしれない。大体あのアニメが流れる頃が日曜の夕方で、その頃が「明日を気にして憂鬱になりやすい」タイミングのようだ。

 

毎日明日が来るのが怖い、寝たくないと思うなら、ブルーマンデーと同じ属性で、さらに強い状態かもしれない。あまり心の自由がないかもね。

 

日本の江崎グリコによるアンケート調査(2018年2月に働く男女と専業主婦の各400人に実施)では、「憂鬱に感じる曜日」は月曜日が各層とも最多だった。

 

また労働者健康安全機構の旭労災病院(愛知県尾張旭市)の研究によると、心臓への負荷(収縮期血圧×脈拍数)は月曜午前が他の曜日・時間帯より高い。

 

早稲田大学准教授の上田路子らによる人口動態調査票の分析では、男性の自殺が最多なのは月曜午前であった。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/サザエさん症候群

 

ピンとこなければ小学生の時の8月31日を思い出せばいいだろう。

 

自殺が多い。グラフ見たことあるけど毛が生えた程度に多かっただけだな、私が知ってるのは。たいしたことないと言うより他の曜日も酷いってことかも知れんが。

 

「明日が嫌で寝たくない」という人の場合、ピークが日曜日なだけでそんな心境だそうだ。

 

予期に依る「

 

・ただ、以前やったが「この後のことを心配している状態が一番つらい」ということは忘れないほうが良いだろう。実際の日常よりも、夜そのことを心配している状態のほうが「つらい状態である」ことを。

 

 

数学嫌いが「これから数学のテストがある」と思った時に、実際に脳が痛みを感じているのと同じシグナルを発していた。心理学者曰く「燃えてるストーブに手を載せたときと同じくらい」だそうだ。

 

また、物理的な危険、身体的な危害が予測できる状況で活性化する脳の部分と、同じ場所が活性化していた。

 

明日が来るのが嫌だと思うとき、脳が実際に「」を感じている可能性がある。

 

・重要なのは、「実際に問題を解いているときにはほとんど反応を示さなかった」ことだ。「予期」だけでこれだけの痛みが走る。

 

また、この痛みは主観的には恐らく「」として認識されない。数学嫌いがテスト前に痛い痛い言ってるわけじゃないだろう。見たことないわ。

、心配、恐怖。「痛み」は恐らくこの様な、「先のこと+ネガティブ」な「感情として」知覚されていると考えることができる。

 

・もちろん今回の場合、クソ野郎と実際に合うのは明日だろうし、苦行の如き仕事に手を付けるのは実際には明日だろう。

ただ、その前の予期・予測の段階、つまり夜に明日のことを気にしている状態での「痛み」は、それとは別のところにある。

 

「自分が寝たくないと思うことが問題」なのならば、日常をなんとかする必要は必ずしもあるとは言えない。

まぁ、日常がなんとかなったらぐっすり眠れそうでもあるのだけれど。大体はそっちのほうが難しい。

 

 

・明日のことを気に病む際の痛みと、実際の明日の内容。同じ様な気持ちを味わい、同じ様に「痛み」を感じたとして、それは別物の可能性。ものが違うなら、対処法も違ってくるだろう。

 

 

・また、人には「気をそらす機能」がある。前頭葉がそれを司り、集中するべきこと、無視するべきことを処理できる。

「明日を気にする」ことは、むしろガン見している状態だ。嫌なことに集中している。それだと強化される。

 

「嫌なことに対して無防備でいたくない」という気持ちが、時に裏目に出る。あと、ぶっちゃけ気に病むだけなのは備えになってないってのもある。言葉通り「寝たほうがマシ」なのだが、当事者はとてもそんな気になれない。目を離すことができない。

 

 

・ついでにいうと、夜は嫌なこと思い出しやすい。明日が気になる前にさっさと寝て早起きしたほうがマシかもね。

 

 

うつ病の可能性について

・ベタ。

 

当日朝の新聞配達員が出す音を聞くと気が重くなる、なんて話がある。

 

 

・ただ、うつ病は朝が最も気が重く、夜にかけて次第に良くなっていくとされている。日内変動。

 

だとすると夜に気が重い今回の件とは違うように思える。

 

 

視野が広すぎる

 

・「一週間単位」で一日を見ると、月曜日は憂鬱になる。

その日の仕事が終わったところで「あと4回これを繰り返すのか」と思えば絶対嬉しくない。

人に依っては「あと5回」だったり休日潰れてたりしてもっと酷い。

 

 

・また、視野が広すぎると「ペース配分」を無意識にやってしまう。こうなると仕事に身が入らず、中の下ぐらいになって、大体悪循環になる。

 

 

・「長期的な視野」って言えば、なんぞ良いものに思えるものだが、実行フェイズに於いてそれは絶対的に必要だろうか。

例えばライフハックであるGTDは初めに数時間かけて「頭の中の気になることを全て書き出す」ことをやる。

それらを処理・管理する。結果「作業に集中する」ことができるからだ。

 

長期的な視野で今やってることを見るというのは、次にあれをやる、これは全体のこの部分だ、とこれまた字面としては良さげだが実際には「雑念」に近い。脳の作業に必要な空き容量を食いつぶす。

 

「今やってることと直接関係ない」からだ。
次の予定は所詮「次」。

 

だから自分では真面目だと思ってるけど他人から見たらなんかぱっとしない感じになったり集中できなかったりする。

 

 

・動作に於いては必ずしも言語的思考で処理しているわけじゃない。この辺りはスペックが落ちていることに気づきづらい。

 

「頭の中が暇」だと感じているその時、実際には脳は働いている。言語的思考として暇なだけだ。

 

それなのに「もったいない」とかなんとか言って余計なこと考えたりしてると逆効果になるし、目の前のことは自動的に処理され、雑にもなるし、つまらなくもなる。

 

・総じて「やってる最中に計画的な視点を持つ」と充実感を得られない。得られるとしたら達成感の方になるからこれはこれで必ずしも悪くない。

 

で、話は戻って「長期的すぎる視野」を持っていると、今度はその達成感が得られるのがものすごく遠くなる。

せめても一日が終わる前に達成感を感じられるタイミングを作ってはどうか。

 

 







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