やる気・モチベーション・努力

すぐやる人の特徴とすぐやらない人

投稿日:2021年10月14日 更新日:

飲み込みが早い人と並んで、仕事において宜しいとされるすぐやる人。

「すぐにやらない人」から見れば、すぐやる人は一括して行動力がある人に見えるんだろう。実際にはじっとしてられないだけだったり、何も考えてないだけだったり、責任感からだったり、その方が宜しいと心得ているからだったりと色々ある。

つまり衝動性、責任感、合理性の3つ。衝動性と責任感からすぐにやるのは性格的な要素も多く、今回端折る。これらは考えなしに動くとか、余計なことやらかすとか、そういう問題もあり得る。

・ただ「考え無しだからすぐやる人」が存在するってのは割と重要で、その反対の「考えすぎて動けない」ってことが人には多い。

動けない、すぐやらない理由が「何から手を付けたら良いかわからない」「何かあったらどうしよう」みたいな混乱と不安が大きい。ちょっとしたコツだが、やるべき理由とか目的とかじゃなくて「これからやる一手」を頭に置いたほうが動ける。実際に状況不明瞭ならば、調査や確認が「やること」だ。

最初に行動する人

・リスクを取って率先して動く個人や企業を「ファーストペンギン」と呼ぶことがある。

ペンギンが海に入る際、お互いを牽制し合うような動きをして、なかなか飛び込まない動きを見せる。その中から海に飛び込む「最初の一匹」が出て、次々とあとに続く。

率先して動く者は、このような存在となるため。

・すぐやる人には目立ちたがり屋もいるが、反対に常に全体を意識している他者貢献への意識が強いタイプも多い。これも一つのリーダーシップとする向きもある。

最初に行動する人は、「みんながなかなか動かないから自分が率先して動こう」という動機のことはある。

もちろん「他より先にチャンスを得られるから」ということもあるが。

地道な行動計画を選ぶ/もう動かないと間に合わないことがわかるから

・計画性。特に目先の予定ではなく計画全体や将来のことを考えて、「時間に余裕がない」ことを正確に把握しているから。

反対に目先の予定しか頭にないと、それは終わるが「次の予定」で詰むことがある。

・すぐやる人は継続が必要な地道な計画を立てる傾向はある。動き続けないと間に合わないということでもある。

同時に時間を厳守する傾向が見られる。どうも「部分的な質」よりも、タスクの「達成」にコミットしているように見える。

優先順位を決められる

・これも計画性に入る。

やること沢山あるのに動けない理由が、「何からやったら良いかわからん」というケースは多い。この状態で何かをやる=何かを見逃す気がして、動けなくなる。

「重要なことを見逃すかも知れない恐怖」や「よりよい選択を逃すかも知れない恐怖」が人にはあり、これが「何かを選ぶ/始める」ことを躊躇させる。

・天然か技術かはそれぞれだが、すぐやる人は段取りを考えるのは上手い。アドリブを効かせられることも多く、トラブルにも強い。

優先順位の技術としては、アイゼンハワーマトリクスが代表的だ。緊急度と重要度の2軸で4ブロックに分ける。「緊急で重要」から片付けていく。

リアリストであり、完璧主義や自惚れはない

・すぐやる人は現実的だ。目的と行動が一致している。

完璧主義は目的がタスクやプロジェクトそのものではなく「自分の想像した完璧」になるため、手を付けるのは早いが拘りすぎて終わるのも遅いとなることもある。

また、完璧にしようと思うことで緊張し、萎縮し、すぐやらなくなる。実際「できないからやらない完璧主義」はいるわけで。

・遅刻魔や緊急中毒に見られる「頑張ればなんとかなる」「いざという時に力が出る」という妄想は持っていない。自力で片付けるつもりでいる。

楽観主義のことがある

・楽観主義。相対的に、悲観主義は動きが重い

・これは衝動性とも少し繋がるが、楽観主義は「成功」を意識してそのように動く。比較的シンプルなのですぐ動く。

悲観主義は「失敗」を懸念し、それを予防し、なおかつ成功することを考えるため、安定性はあるがやはり動きは遅い。考えることも多い。これらは初速の差に出る。

・ただ、これは性分でもあるし、楽観主義は「気にしたくないから気にしない」とか「怖いから気づかないふりをする」みたいな所が明らかにあり、これはそのまま脆さでもある。

失敗への捉え方が違う

・楽観主義を羨むよりは合理的な話。安直に言えば失敗を恐れない、って感じだが、失敗に対しての認識が違う。

完璧主義者は失敗でゲームオーバーなんだが、それ以外はそこからの手段や目的の修正などを行う。これもある意味責任感だろう。やり遂げることへの。

見方を変えれば予定通りにいかないことが分かったのは「収穫」であり、情報を得たことになる。これは時間があればあるほど活かすことができる。つまり「早く動いたほうが良い理由」となる。

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実力を理解している

・できるかできないか分かっているから、できることなら動ける。

自惚れは論外だが、むしろ「できるのにできないと思っている」みたいな自信がないタイプの方が多い。責任感が強すぎて、100%とは言えないから「できない」と言っちゃうみたいな。

客観的な自分の実力」を理解するということは、過度の萎縮もないということだ。技術の相場とでも言おうか。

すぐやる人とやれない人の習慣

・動けるような仕組みづくりをしているかしてないかは大きい。
中でも、

  • 自分を無理に動かすのではなく、自分が楽に動ける習慣を身につける
  • やりたいと思った時のモチベーションを活かすため、すぐに小さく行動する。
    などがある。

・様々な習慣化の失敗の原因となるのが、自分を無理に動かそうとすることだ。長く続かない。

毎回毎回気合や根性ややる気が必要になるシステムやルーティンを作り、破綻するパターン。

長続きするパターンはその殆どが省エネだ。気合や根性ではなく、システム的に「行動しやすい」ことを意識している。

今回の場合も「自分が自然と動けるには」を考えたほうが良い。もちろんいつでも手が開いてるわけじゃないんだが。

例えば作業に使うアプリを予め開きっぱなしにしている人がいる。これで一手間減る。
些細で効果はないと思うだろうか。

・何よりも、「衝動的な人間」に好んでなりたい人は少ない。すぐやる人と言っても、その中身が「まとも」であることが前提だ。

ただのくだらない思いつき、やらない方がマシなアイデアを実行することは、本望ではないだろう。
すぐやるようになりたい人は、大抵時間の価値を知っている。無駄なことはしたくないはずだ。

ではその辺りを即座に判別できる必要はある。


・反対にすぐやれない人は、衝動性による「失敗」を恐れていることが多い。つまり「本当に今からこれをやって良いのか」という疑いを持っている。

完璧主義の研究においてこの心理は「行動疑念」と呼ばれ、自分の行動を漠然と疑っていることを表す。

行動疑念により行動の精度は増すが、やっぱり積極性は落ちる。

逆を言えば「今からこれをやるべきだ」と思えるのなら、少なくとも迷いによって歩みが重くなることはない。緊張しすぎて動けないことはあるかも知れんが。


・すぐやる人がすぐに動くのではなく、すぐ動くからすぐやれる人になれるって面もある。順番が逆。すぐやる人はすぐ動くことでモチベーションを保てる。

・モチベーションのピークが、やりたいと思った時だと言われている。後でやろうと思った「やりたいこと」が、いざその時になると別にそんなにやりたくないことは多くが経験することだ。積みゲーとか積み本とか。

すぐに動くためには、「勢い」が必要というか、「流れに乗る」というか、そんな形がスムーズで良い。

この上で、一度手を付けてしまえば未完了のものは気になる心理(ツァイガルニク効果)が人にはある。中途半端なものを見て「完成させたい」と思う気持ち。

その場で少し手を付けてしまえば、後で再開は容易になる。少なくとももう一度やる気を出す所から始めるよりは。

逆算思考と積み上げ思考

・トップダウンとボトムアップなんていい方もあるが。

モチベーションは期待感にかなり近いため、期待が持てる考え方をするほうが効果的になる。

・逆算思考(トップダウン)、つまりゴールから現時点までの逆算により、自分の行動がゴールに繋がっている確信を持てる。これもモチベーションに繋がる。

遅延評価勉強法/パラシュート勉強法などが該当する。実際に自分が行き詰まるところを見つけ、それを克服する勉強法。自分のわからなかった所だと嫌でも自覚するため、身の入り方が違ってくる。

「できるところまでやろう」しか考えてないと、疲れること確定な上で元からゴールはすぐには到達できないことが大半なため、これだけだとモチベはあんまり上がらない。

前者はゴールに到達する自分をイメージできるが、後者は「疲れた自分」の方がイメージしやすくなってしまう。

・すぐやる人も積み上げ思考(ボトムアップ)も否定するわけではなく、先行き不透明だがやってみたい、何かの足しになるかもしれないと行動に移すことはある。

前述の遅延評価勉強法も、基礎ができていることは前提となる。じゃないと自分に何が足りなくて行き詰まっているかがわからない。

すぐやる人にとっての積み上げ思考は、「投資」の意味合いが近いだろう。すぐには役に立たないかもしれないが、将来の足しになるかもしれないと。

その行動が意思決定であることが前提だけど。

すぐやらない人のよくある特徴

・やる気待ちが最も致命的になる。それまで何をやるかって言ったらやる気が必要じゃない「気が向いたこと」とかだ。この上で締め切りが近づいてようやく手を付けたりするわけだが、別にその時もやる気が出たわけじゃない。

この時点で、やる気というものが好き嫌いに近いことがわかるだろう。緊張や責任感や義務感を感じるものに対して自発的なやる気が出ることなんて元からあんまりない。

・加えて完了バイアスと呼ばれる「できることだけやってなんか満足する」というなんかもうだいぶアレな心理が人にはある。やる気待ちと相性良すぎてやばい。

・総じて、割と簡単に、いつまでもやらない状態はあり得る。反対に作業興奮などで言われている「良いから手を動かせ」系の話は真となる。

・また、「やる気が無いと動けない」という考え自体が錯覚だとする指摘もある。

ケヴィン・ダットンは恐怖や不安に対して、以下の自問の言葉を紹介している

『「何かをするにはやる気が必要だ」と思うようになったのはいつからだろうか?』


・一方で「明日できることを今日やるな」って場合もある。何でもかんでもすぐやりゃいいってもんでもない。

目先の問題を解決しようとして逆効果になった例もある。コブラ効果やラット効果、猫投下作戦など。

メモ

動くからやる気が出る

・作業興奮との名で割と有名かもしれないが、やる気は動いた後で出てくるという話は多い。
これを確信しているのなら、やる気がなくてもすぐにやるようになって不思議はない。

そうでなくとも動いたことでやる気がでるのだから、彼らは常に精力的に見えるわけだ。

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少なくとも、待っているだけでやる気が出てくることはないだろう。

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