「 世界観/人生観 」 一覧

自分を責める・憎む・罰する心的機構:懲罰的超自我と自己破滅的な行動

フロイトの超自我 フロイトは後期に人の精神構造を、 エス(イド)自我超自我 の3つに分けている。 イドは本能的欲求、生理的衝動。 自我は自分が自分だと認識できる部分。外界と接触し、外界へ伝達する役割を …

自分の意見を言うのが苦手に感じる心理や原因と、面接時のプラス表現

なんとなく苦手意識があるケース。 元からそんなもん これまたいつもどおりのオチだが、人間がイメージしている「正しさ」やら「普通」やらが不自然なもの。間違ったステレオタイプ。 まず環境と相手に依る。必ず …

他人に厳しい、相手に完璧を求める完璧主義と他者志向型完璧主義

頭の中が完璧主義なのが相手に向かって出てしまうタイプと、理想を相手に押し付けているタイプと、元からそういう奴なのがいる。 素が完璧主義だから、相手に対してそういう態度が出る 元から人間の頭の中は酷い。 …

いつも同じな景色に対して感じる不快感・不安感についての考察:シンボルとスクリーン

「同じ景色、同じ道が辛い人」に引き続き。 件の人からはもうメール来たんだが、私が満足していない(しつこい)。私の方に不完全燃焼感があったんよ。前回は「要因」とかメカニズムに拘りすぎて、心理というもっと …

ネガティブな人が無理してポジティブにならなくていい理由

認知的方略 当人の「問題の見方」としてのネガティブやポジティブを指して、「認知的方略」と呼ぶことがある。問題状況に直面した際に、人が目標や行動に向かうための認知・計画・期待・努力の一貫したパターンとさ …

クラインの「死亡前死因分析」

死亡前の死因分析、死亡分析と表記ゆれが見られるが、死因分析で統一する。プレモータム分析とも。意味は同じ。 行動や計画のリスクを炙り出す、一種のシミュレート。なんつか、「走る前に転んどけ」みたいな。 や …

楽観バイアスについて

楽観バイアスとは ・バイアスは「偏り」を意味する。心理学でのバイアスとは偏見や思い込みなど「指向や認知の偏り」を指す。結果として判断や結論が偏る。 ・楽観は事態を明るい向きに見ることとされる。楽観視は …

自分の意見が言えない人

自分の意見が言えない人  まず、何でもかんでも「言えないのが悪いこと」で、「言えるようにならなきゃいけない」って認識なら、それは極端だと言える。言わない方が良い時もあるし、黙ってた方がマシな言い方もあ …

抑うつリアリズム

抑うつリアリズムとは 通常の人間には楽観的に物事を推論をするバイアスがかかっており、抑うつ者にはそれがないため、現実的に物事が推論できる、とする仮説。 ローレン・アローイとリン・イボンヌ・エイブラムソ …

人に合わせすぎる心理:過剰適応/自己破壊的同調について

過剰適応とは  一言で言えば「自分を犠牲にして周りに合わせる/期待に応えようとする心理」。無理をしてでも周りに合わせすぎること。周囲の評判は良いが、当人は辛いという形になりやすい。  研究においての過 …

努力と逆説

逆説 ・さて、書こうとすると頭の中から消える。書く気がない時はやたらと色々思い浮かぶ。 そういえば、幼少の頃からこのような逆説的な現象にガチ目の殺意を抱いていた。やりすぎて失敗するとか、気をつけすぎて …