休日や在宅作業では、なぜやる気がでなくなるのか

ノマドや在宅業務に限らず、巣ごもり生活やリモートワークの必要性から家で仕事をする人も増えている。

一見比較的自由だから捗りそうなもので、そうだという人もいるのだが、逆に自宅だと作業時間が間延びして効率が悪いという声もある。
職場ならよかったが家だと自制が必要でやる気を出すのに苦労する、という話も多い。

そうでなくても休日にあれやこれやをやろうと希望に満ちているが、いざ実際に休日になると全く意欲はでない、など。

休日や在宅作業は、通勤生活と比べて何がないか

「集中」と一口に言うが、好きなことに没頭する方向と、真面目さにより取り組む方向と2系統在るように思える。自由と緊張。

仕事は後者であり、休日や自宅での作業は比較的「自由」の要素のほうが大きい。
「他人の目」は本能レベルで人は意識する。これがない分、業務内容や責任が同じでも、自宅作業の方が自由の要素は大きい。それでリラックスできるタイプも、集中できるタイプも、無いと駄目なタイプもいる。

わかりやすい例だと、受験勉強が在る。わざわざ図書館や喫茶店で勉強するタイプは、大抵家で一人で勉強するのは自分に向いていない自覚がある。

フラストレーション

ストレスと言ってもいいけど。

よくある話が、仕事中に「帰ったらあれをやろう」「休みになったら絶対あれをやる」と思って心の支えにしているが、いざその時間になるとなんもやる気せん、というパターン。

フラストレーションは感情的なエネルギーでもある。要はやる気の一種。頭ごなしに否定されがちだが、昇華という形で方向を与えれば原動力ともなる。

仕事中に「やりたいこと」が思い浮かぶのは、仕事のフラストレーション由来のものかも知れない。この場合、休日には湧かないか、弱まる。

やる気を出すトリガー

人間が元から「場所」とやる気を関連付けてるような話がある。場所を変える=頭のスイッチが切り替わる。

なので専門の場所、それしかやらない場所というのが用意できないと、脳的には何するかよく決まっていない場所となる。自宅が作業場の場合は特にリラックスするのか緊張するのか混ざりやすい。

まぁ、場所に限らず「そういう時間」として運用することで克服している人もいる。


本来は職場に向かうための準備、移動、決まった場所で作業を開始する、というなんか字面だけでうんざりするこれらが、嫌々ながらでも「やる気を出すための儀式」ではあったとも考えられる。
ちょうど入眠儀式みたいな立ち位置。


端的に言えば、やる気を出すトリガー・スイッチのようなものがない。


人目がないから単純に、多分姿勢は普段より悪くなるだろう。

きれいな姿勢をするための筋肉を抗重力筋と呼ぶんだが、これを使っていると頭がはっきりしてくる。逆だとお察し。


時間感覚・時間を意識する必要性

パーキンソンの第一法則。作業時間は「使える時間いっぱいまで」「広がる」。

リモートワークならそうでもないが、自営業の自宅作業だと始業-終業のメリハリがない。少なくとも自分で設定しない限り。

やる気や集中のよくある悩みは、スタート時点での「着火」と、それを「維持」できるかどうかだ。前者でやる気が出ないという話になり、後者で「集中が続かない」となる。

締切のプレッシャーが比較的少ない。タイムブロッキング(自主的な時間割)など、自ら事件制限を設定することで時間を引き締める手法があるほどには、これは必要なものだ。

仕事に意識を向けることができる環境

家って動物で言ったら巣だからな。その環境構築は快適さが結構織り込まれる。生活や子育てが可能なように、本能的にそうなるだろう。

一方で、やるべきことに向けるやる気や集中することはある意味「緊張」に属する。

比較的リラックスしやすい環境で、緊張するのは結構難しい。


人としてみても、そもそもプライベート空間である。これは一種の世間からの「避難所」であり、仕事とは正反対のことをする場所だ。


職場では、他にも大勢が自分の仕事をしているだろう。家だとそうじゃない。これは孤独でも在るかも知れないが、ぶっちゃけ同調するべき基準が無い=なんか気が抜ける要素として大きい。


普段は嫌われているが、「時間に追われている感覚」は、人を間延びさせずに目標に向かわせる力がある。それが比較的働いていない。
というか「余計なことをやる時間はない」という認識を持たないと、脱線するだろう。自宅なら余計にだ。


結局の所、私達が自前の能力だと思っていた自制心が「外圧」に結構頼っていた面がある。そして自前の欲求だと思っていたものが外圧によって作られていた面も。これらを自前で用意しなきゃならない。

意外と休日や自宅作業のほうが、5秒ルールなどは必要かもしれない。

まぁそもそも、平日で疲れているのも大きいだろう。よく一日中何もしなかったとか寝てたとかで後悔している声もあるが、案外そのおかげで次の1週間なんとかなってるのかもしれない。


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