マイペースな人

・時間とルールが守れて、人に理不尽に迷惑かけ無いなら、文句言えた義理でも無いだろう。
俗には殆ど「トロいやつ」みたいな意味で通ってるが、今回は言葉通りに「自分のペースを維持する人」とする。

マイペースとは

・意外なことに和製英語。自分にあった方法や進度(ペース)を指す。派生して他者に左右されず自分の方法や進度を固持する者を指すようになった。

性格由来のマイペースと、「周りが見えてないから周りに合わせられない」という結果論的マイペースに分けておく。

マイペースな性格


落ち着きがある

・マイペースというのは、慌てたり油断したりがないということなので(=自分のペースを守れる)、落ち着きはある。それは「少しは慌てろよ」って言われるレベルかも知れないが。

マラソンなどで、ライバルを意識して自分のペースを乱して敗北、というパターンは聞く。マイペースを維持できるなら、長期戦では強いだろう。

・同じく他者の影響でペースが乱れないため、即物的、反射的、感情的なリアクションは少なく振る舞いとしても冷静である、とする説もあるのだが。

納得してからじゃないと動かない


・理解がマイペース。動くまでの過程もマイペース。

逆にわかってないのに動けるのは、周りに合わせてるからだと言える。意味はわからんがニーズはわかるみたいな。それはそれで社会性/協調性ではあるが。

合わせる気はないが、合わせさせる気もない

・人は人。自分は自分。他人に口出すつもりはない。その分、自分のペースにも干渉されたくない。

他者からの興味や干渉を嫌う傾向が高い。個人主義のため。他人が踏み込むとマイペースを乱される、となる。

この点は自己中な人間とは大きく異なる。目立ちたがり屋と目立ちたくないとで。

マイペースと自己中

・ゴールが自己目標か、他人からの評価かの違い。拘るのが自分の目的か、他人からの評価かでもある。

マイペースと自己中/自分勝手の大きな違いは、他人との接し方にある。前述の通り自分のペースを維持するタイプは、他人に用もないし邪魔なので口出しはほとんどしない。だいたい目に入ってない。

他者を操作、あるいは自分への同調や称賛を目的としている場合には、確実に他人に用がある。だから干渉する。が、協調性はないので攻撃的、侵略的になる。結果他人を振り回す形になる。これをマイペースと呼ぶこともあるが、自分勝手と言ったほうが正確だろう。

・マイペースはおっとり型みたいな扱いをされやすいが、性格の悪いマイペースの場合はむしろヒステリーが多い。他人には早くしろと言うが自分はトロいなど。公正さがない。
これらは自分しか見えていない/他人のことが見えていないから結果的にマイペース、というタイプ。

マイペースと協調性

・性格の要素を5つに分ける「ビッグファイブ」の内の一つに、協調性がある。これが高いと周りに合わせる。同調整とも呼ばれる。協力や手助けなどもする。なお、コミュ力が高いこととは別である。協調性の高いコミュ障はいるということ。

協調性は高いほどいいってもんでもなく、高すぎると依存心が強く、自主性がない。自分の意見が持てないなどになる。協調性の別名は「愛着性」であり、周囲への粘着的な依存が見られ始める。

性格由来のマイペースはこの正反対であり、協調性は少なく、その分独立性が高い。それは競争的、挑戦的であるともされる。この点から見るとマイペースは「トロい」というよりも自分勝手な印象の方がやはり強い。より正確には集団の目的よりも自分の目的を優先する。

ただ、主観的にそうとは限らない。どうも気づいたら自分のこだわりに拘泥している感じに見える。

・愛着性が少ない、と見た場合には、相対的に「独り立ち」をしていると言える。少なくとも気分的に。能力的には知らん。

これは多くが煙たがるが、同時に羨ましがる点でもある。サイコパスのことを羨ましいと思う心理とも共通するかも知れない。

メモ

・ゴールや期限を勝手に決める傾向がある(自己目的的)。それが外部から求められるよりも質が低い手抜きタイプと、求められるよりも高い完璧主義タイプがある。別にこれ自体はどうでもいいだろう。自分でさっさと修正できるなら。

ただ、そちらに没頭してしまい、結果的に他人のことを考えない人となりやすい。

自他境界を超えない限りは、お互い文句言えた義理もないと思うんだがね。基本的にソロなら問題なく、そうじゃないなら問題が出る要素となる。

自分がマイペースでいることで人に迷惑をかける余地が勘定に入っていないのなら、それはマイペースな人じゃなくて自分勝手な人になる。悪意がなければ自分が人に迷惑をかけることはないだろう、とか思っているとまぁ、もうとっくに嫌われているかもしれん。

反対に、口を出される筋合いはない領域もある。ここに口を出させないことも大事だろう。協調性が高い上で自他境界を弁えない問題児がこれを侵害する。

ファンクショナルサイコパスって概念がある。サイコパスの「社会的に有利な面」の要素で、これ自体は犯罪性も有害性もない。同様にマイペースな人間から「自分のペースを維持するコツ」みたいなものは見いだせるかもな。

気になることがある場合、サイト内検索をしてみてください。

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