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やらないことを決める

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・ブーメラン。

・やると決めたことをやり遂げるため、という前提で話を進める。

・時間があったはずなのに、タスクを消化しきれなかった場合。
これは、ほとんどが「余計なことをやったから」だ。

他人から見ればそれが一目瞭然でも、当人にはその自覚がないことがある。

 

経営者や成功者、企業の「やらないこと」

ウォーレン・バフェット

・投資の世界で有名な人。彼がある時、人の達成計画についてレクチャーした話。

    • 将来達成したいことを25個書き出す
    • その中から5個、重要なものを選ぶ

その5つの目標達成の計画を話し合った後、残りの20個もそのようにする、と言った相手に彼は「だめだよ」と言った。

「間違っているよ。丸をつけなかったものは『絶対やらないリスト』に入れるべきだ。なんであれ、5つを達成するまでは、一切考えてはならない」

・彼はビル・ゲイツにも「重要なことを選び、それ以外にはノーと答えることも大切だ」と教えことがあるとか。

スティーブ・ジョブズ

・元々彼の気質がかなり「合理的」と言われている。
彼は毎朝、鏡の前で「今日が人生最後の日だとしたら、私は今日する予定のことをしたいと思うだろうか」と問うていた、というのは有名な話だろう。

裏を返せばこれは「今日やることが本当に重要なのか」「本当にやるべきことなのか」という問いだ。

・死生観にもよるかもしれない。正直、しっくりこないんだよな。

 

企業でも

例えば、顧客満足度No.1の米サウスウェスト航空(Southwest Airlines)はどんなにもうかっても「遠距離や国際線の運航はやらない」と決めている。

任天堂だって、潤沢なキャッシュを背景に多角化戦略も可能だが、「ゲームや遊びビジネス以外はやらない」と決めている。

1000円カットの理容チェーン、QBハウスだって、断固として「シャンプーはしない」方針を崩さない。

不況期に強い企業は「何かに集中する」前に、「何をやらないかを決めている」点が特徴だ。

https://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0908/11/news012.html

・ちなみにユニクロは野菜を取り扱おうとして1年半ほどで26億の赤字を出し、撤退している。その後に初めたのがユニクロと同じく服を扱うGUであり、現社長は野菜を売るときの責任者だったという話も興味深い。

自分が言い出して初めたのにこうなった責任を取って当人は辞めようとしたのだが、ユニクロの社長に引き止められたそうな。

 

・それぞれ思惑はあったのだろうが、やらないことを決めることのメリットは2つ挙げられる。

1:限りあるリソースの有効活用(当たり外れがある「やってみたいこと」よりも堅実な方へ振り分ける)

2:自らの専門性を上げる

このためには無駄な丁寧さ/幅広さや、出来心での変な努力(的外れな方向への「やりすぎ」)などは取り除かなければならない。耳が痛い。

 

・尚、今回は計画実行についてである。閃きや挑戦が重要な場面では、今回否定しているようなことはむしろ必要なこともある。動く時と考える時と、分けたほうがいいのだろう。
逆に今回に限れば、思いつきは殆ど敵になる。これには「アイデア」も含める。

 

全部やろうとしない

・ここでいう全部とは、「思いついたこと全部」だ。予定の方じゃない。
これもやっておこう、ついでにこれも、ここも抑えておけば後が楽になる、とかそういうの。

例えば、この記事の下書き段階での項目は倍以上あったからな。いつもこんなんだけど。

 

・「しない」というより、「今じゃない」という判断ができれば十分じゃないか、とも思う。

今回の目的の一つは、「予定をやり遂げること」だ。その邪魔になるのが「それ以外のことをやってしまうこと」。

無関係な気になることを見つけて、後で別の記事にできるから調べておこう、というのは確かにある。それで時間がかかってしまう、というのもある。

それ自体は確かにどうせ後でやることであるが、今現在の「この記事を書く」という観点から見れば明らかに「」だ。

 

何処までやるか

・人間は結構、真面目な方面ならルール破っていいと思ってる。
結果、真面目な方面での「やりすぎ」が多発し、時間がなくなる。リソースの浪費でもある。

「今は何処までやるのか」を決めておいたほうが良いだろう。

 

「今はやらないこと」を決める

・これは人によるが、選択や決断に極度に怯える人へ。

 

・一部の人は、決断をした瞬間に「自分の未来が確定する」かのようなイメージを持っている。このせいで迂闊に何かを選べない。

 

・決断ではなく先延ばしのつもりで「今はやらない」としよう。
先延ばしって言葉もイメージが悪いが、「喜びを先延ばしにする能力」がある人はやり遂げる力が高い、なんて話もあり、必ずしも悪いとは言えない。

要は何を先延ばしにするかであり、「今やるべきではないこと」を先延ばしにすることに遠慮も警戒もいらないだろう。

 

作業中に思いついたナイスアイデア(笑)について

・アイデアが湧く量は人にもよるし、分野にもよるのだけど。
敵。すげぇ邪魔。これを全部拾ってると寿命が足りない。
閃くのは一瞬だが、それをやるのはそこそこ時間がかかるのだから当然だ。

 

・最悪なことに、ひらめいた瞬間というのはかなりの興奮状態になるという説がある。
簡単に言えば浮かれる。すごいアイデアに見える。重要度が高いように見える。今やっていることよりも。つまり邪魔。

そんなわけで、後回しにしたほうが良い。言い方がアレだが、ひらめいた時はそのアイデアに対して正気じゃない。どうもこれ、「欲」の感情に近く、衝動性がある。

 

・「当たり」だったらもったいないから、メモを取る。下手に無視しても気が散るから、書いたほうがいい。そして忘れよう。一時的には。
一段落した後で読みなおす。

そうして思うだろう。「ゴミだこれ」と。そんなこともないかもしれないが。
当たりだったとしても、「作業の邪魔」だったことには変わらない。

 

・手紙やメールでも似たようなことを言われている。
曰く、書いたら一晩置け、時間を置け。その後で読み直せ。大体テンションおかしいから、と。

 

・「時の試練」という概念がある。test of time.
長く人に使用される、長年に渡って称賛されるものを指して stand the test of time(時の試練に耐えている)と呼んだり。

閃いた当の本人から数十分でゴミ認定されるアイデアに、振り回されるわけには行かない。

 

目的への専念

・「ついで」をやらない。真面目さってのはちょっとこう、ずるいところがあるね。真面目方面ならルール破っていいだろ、良い方向に目立つだろ、みたいなね。

そんなんだから「日本人は時間にルーズだ。終業時間に帰らないじゃないか」って言われるんだろうね。

 

「ついでにこれも」というのは、割と最悪だったりする。本来自分の行動を監視するべき「真面目モジュール」が機能しない。

余計なことをやってるのに正当で賢い判断だと思って満足する。脱線していると思わない。免疫が働かないウイルスのようなものだ。

 

・この「余計な真面目さ」は「効率」という言葉に隠れていることもある。

調べ物の最中、別の気になったことを調べようというケースで言えば、たしかにブラウザを開く手間や、ワーキングメモリにある自分がそれを調べようという記憶=意識などを有効活用するという点から、「脱線した思いつきの目的から見たら」効率は良い。

「本来の目的」から見ればロスにしかなってない。理解を深めるなり、調べたことを何かに活用するなり、そちらの方向でまだあっただろうに。

脱線とは、行動の文脈から見て場違いなことだ。だが脳内では新たな刺激に対しての正当なひらめき、反応に感じられる。

 

・別の見方をすれば、「目的意識が薄い」とも言える。目的のための行動を取るべき場面で、無関係な(それがたとえ別の場面で役に立ってもだ)ことを行うのだから。
本来はここまで厳しくなくていいと思うが、今回は「できると思ったのに時間切れになった」という話だし。

加えて、何らかの正当性がある場合には「」だとすら思わないこともある。最悪、予定とは全く違う「ためになること」を頑張った、なんてこともあるかもしれない。

まぁそれで良いのかもしれないが。どちらかと言えば今回の記事の目的は計画達成/スケジュールの消化のためというよりは「自己コントロールについて」のつもりでいるため、どうしてもこういう話になるね。

 

・めんどくさいことに「今しかない」とか思うと人は正常な判断が難しくなる。マーケティングでよく使われる手法だろう。これと「ひらめいた時の興奮」とが重なると、脱線しやすい。

自分が決めたゴールに到達したあとでなら、好きにしたら良いだろう。そっちの時間も必ず必要だ。

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