・趣味。
・単に私がそういうつもりで使ってるってだけ。
アンカリング
・認知バイアスの一種。アンカー(錨)となる先行情報に影響を受けて、その後に出す結論が歪む。
アンカーが軸となってしまうため、思考や判断が制限される。
・子供がやるような「ピザって10回言って」の後に肘を指して「ここは?」と聞くと「膝」と答えてしまうというのもアンカリング。
・アインシュテルング効果(構え効果)も同様で、さっきまでやってたことに引っ張られて、最適解を見逃す。
・総じて脳が「参照するべきでない情報を参照している」と言える。
関連ページ:
https://embryo-nemo.com/1746
https://embryo-nemo.com/1210/
コンフォートゾーン
・「快適な空間」を指す。ストレスや不安がなく、落ち着いた心で居られる場所や状況。不安になることのない行動範囲。
人はだいたいここから出たくないとも言われている。
・不安になることで縮小し、なおさらそこから出たくなくなる。
・能力的な意味で、慣れている簡単な仕事などを指すことも有る。この難易度だと成長しないともされる。
一方で、失敗の余地なくできる難易度でもあるため、責任がある作業ではむしろこれが望ましいとも。
シュレディンガーの先延ばし
・ネットミームに近い。専門用語ではない。
・「知りたくないから確認しない」という、認知すること自体の先延ばし。
・発祥はADHDの界隈のようだ。元ネタはシュレディンガーの猫。
関連ページ:https://embryo-nemo.com/2405/
ストレッチゾーン
・コンフォートゾーンよりもちょっと背伸び(=ストレッチ)するからストレッチゾーン。
この領域が最もパフォーマンスを発揮するともされる。ただし失敗の余地も生まれる。
・ラーニングゾーンとも呼ばれる。その通り学習効率が最もいい。
認知心理学では「望ましい困難」とされる丁度いい負荷。
・多くの専門職ですら、3年ほどで成長が止まるという。慣れたとも言える。
それ以上の成長を望むなら、意識してストレッチゾーンに入る必要がある。そのためには「目的のある練習」を行う必要があるとされる。
関連ページ:
https://embryo-nemo.com/1863/
ストローク
・交流分析で使われる心理学用語。「他者との関わり」を指す。非言語(言葉以外)のメッセージ。エリック・バーンは「人はストロークを得るために生きている」と説いた。
・プラス、マイナス、身体的、精神的、条件付き、無条件の6つに分類される。とされるが、属性として見た方がいいかも知れない。プラス+身体+無条件、とかあり得るわけで。
プラスは相手の存在を認めるメッセージ(存在認知)。「心の栄養」ともされる。
マイナスは得ると不快になるストローク。否定、拒絶。叱る、怒る、制止するなどとされる。「こっち来んな」というのもマイナスのストローク。必要な場面も有るとされる。
肉体的には例えば握手がプラス、叩くのがマイナス。殴るだとディスカウント。
精神的には褒める、叱るなど。言語で果たされるが、言葉そのものではなく意味のほうが重要となる。けなすのはディスカウントに入る。
条件付きは「言うことを聞けば相手にしてもらえる」など。
無条件は居るだけで与えられるストローク。
・原則としてストロークの種類や質は、受け手が決定する。
・人が健全に成長するのが無条件で肯定的なストローク。最も悪いのは無条件で否定的なストロークとされる。
・関連してストローク飢餓がある。
ストローク飢餓
・ストロークの飢餓状態。
・ストロークが得られない状態=存在を無視される状態によって飢餓になる。
・ストロークの悪食になる。マイナスのストロークでも得られればそれでいいと。例えば「無視されるくらいならイジメられてでもグループの中にいたい」など。
「かまってもらえれば何でもいい」状態であり、手っ取り早いのは騒ぎを起こすことだ。このためそのような行動に出る場合もある。
全体最適
・全体にとってよろしい判断や行動。部分最適の逆。
・本来は組織全体が最適な状態であること。ぶっちゃけリストラとかは全体最適に入る。その結果有能な人材を失ったらそれは部分最適だが。
ディスカウント
・交流分析で使われる心理学用語。そのまま相手の存在価値を「値引き」するような行為を指す。能力、存在価値、成り行きなどを過小評価すること。
・「対象への無関心と愛の欠如」を示す行動とされる。そのような「何かをわざと見落とす」「見えないふりをする」という形が多い。
・自分のディスカウント、他人のディスカウント、状況のディスカウントの3つの領域で行われる。
他人へのディスカウントはわかりやすいが、自分の過小評価や、状況を「甘く見る」という形のディスカウントもある。
ここから楽観主義は状況をディスカウントしていると言える。
・無意識に行われる事が多く、その時には「大人の自我状態」が働いていないとされる。
関連ページ:
https://embryo-nemo.com/88/
https://embryo-nemo.com/2413/
パニックゾーン
・高すぎる目標や、不可能な水準のアウトプットを要求されるなどの領域。
・パフォーマンスは落ちる。緊張や萎縮、焦燥やそこから直ちに解放されようと軽率になる状態。
・ストレッチゾーンとの境目は難しい。
・コンフォート、ストレッチ、パニックゾーンの3つは当人がどう認識するかと、客観的に能力だけ見てどうなのかという2つの見方が混在していると思える。
また、タスクのみを見るのも良くないだろう。どんなに日常的な行為でも「失敗したら死ぬ」と思えば途端にパニックゾーンとなる。状況や背景などはその価値を変動させる。
非言語コミュニケーション
・言語に頼らないコミュニケーション。筆談は言語使ってるからこれに入らない。
・ノンバーバル・コミュニケーションとも。
・解釈が受け手に委ねられるので、仲が良くなければあんまり通じない。伝達内容をコントロールすることが難しいとされる。
沈黙一つでも肯定と取る者もいれば、否定と取る者もいる。このため、勝手に好かれたり勝手に嫌われたりもあり得る。
人間は日常的に、これら非言語的な要素も汲み取っている。自覚のない非言語メッセージにより本音が漏れていたり、嘘がバレていたりする。
非言語メッセージ
・言葉を使わないメッセージ。代表的なのは「表情」だろうか。同じセリフでも笑顔で言うか、顔をどす黒く変色させて言うかで印象は全く違うだろう。
・「漏れ出す」ことも多いが、メッセージを伝える意図を持って意識的に行われる場合もある。にらみつける、舌打ちをする、目があったら笑顔を返すなど。
・殆どが発信者が意図して行う一方、受け手視点で語られることもある。この場合は発信者の意図の有無は問われない。
部分最適
・部分しか見ていない、部分に対しての最適。後で困ることになる。全体最適の逆。近視眼的。先のこと考えてない。
・本来は会社の部署単位などで自分のことしか考えない行動を取るなどを指す。部分最適は全体に対しては機能不全の原因と成りやすい。必ずしも不都合が生じるわけではないが。
・目の前のことに全力、というのが時に裏目に出るということ。悲しいね。
・理想は部分最適が全体最適に貢献する形だろう。組織や仕組みといった構造部分の調整か。