ストレス 時間

休日の過ごし方について

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時に自由を与えられると途方に暮れる、という人もいるものだ。
休日に限らず、自由な時間をどう使うかは、結構大きな差となるだろう。

目的による

そらそうだ。ここでは休養、リフレッシュの2つに分ける。

先に言っておくと、平日の+2時間程度までには起きた方がいい。夜寝るのが大変になるので。

休養が目的

肉体的、精神的な疲労を癒すのが目的となる。
休日にずっと寝てしまうことを気にする人もいるが、これが目的の場合ある程度達成しているとも言える。案外自分がどれだけ疲れているかは、実感が持てないものだ。

休養は消極的休養(パッシヴレスト)と、積極的休養(アクティブレスト)に分かられることが在る。ゆっくりと時間を過ごし休むのと、積極的に動いてリフレッシュするのとの違い。

両方必要ともされるが、疲労感を感じているのなら、特にパッシヴレストに重きを置くことになる。

端的に言えば、刺激を避けるような時間の過ごし方。ゆっくりする。

外向型は特に一人でいると不安になってくるなんてこともあるが、一緒にいて落ち着ける人をこのような時は選ぶといいだろう。

アクティブレストとしては、軽い運動や長めの入浴などが挙げられている。血の巡りをよくして疲労物質の排出を促すとか。デスクワークには特に必要だろう。

リフレッシュが目的

気分転換やストレス解消。

平日になぜ鬱屈した気分が貯まるのかと言えば、自由ではないからと言うのが大きい。

フロイトで言えば、超自我(理性的無意識)が優位になる分、イド・エス(動物的無意識)は押さえられている。
交流分析のPACモデルで言えば、CP(規範的な親)の面が強く出て、その分FC(自由な子供)の部分が引っ込んでいる状態。
まぁ要するに、日頃は規範的であろうとしてる分、はっちゃけるわけにはいかないからストレス溜まるよねということ。

ちなみに超自我は親の躾や社会的ルールなどが内在化した「無意識」の部分であり、理性・意識そのものではない。それっぽいだけで。初めは未熟であり、社会経験を通じて洗練されることによって昇華される。

ほぼ自動的であるせいで休日でもこれが働き、「休日にやることなくて不安になってくる」「何かしなきゃいけない気分だがやることない」みたいなことも普通にある。
特にトラブルが起きたわけでもないのに、なんとなく休日に気が休まらない状態。端的に言えば、仕事気分が抜けてない状態。

ただし、思う存分こだわることもまた好き勝手にやってると言える。人のこと気にしなくて良いのは確かだから。それがストレス解消にもなるかもしれない。

どの道「気分」よりも「状況」の方が脳の優先度は高いので、気分ほったらかして何か初めてしまえば、その内乗り気にもなるだろう。作業興奮と同じ理屈。

ただしこの時に「何をやるべきか」とか損得勘定考えると、それはもうスケジュールで、タスクで、すなわち「仕事」になる。これは最終的に利を得る思考であり、「今やりたいこと」とはかけ離れていることが多い。リフレッシュとは正反対になる。

「何をしたいか」を考えたほうが良いだろう。冗談抜きで人によっては、「自分を遊ばせる」ということが、段々できなくなってくる。

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