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インパス:交流分析/ゲシュタルト療法

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「行き詰まり」。何も悪いことはないのに罪悪感を感じるだとか、何も恐れる必要がないのに何かが嫌でたまらないだとか。そのような自覚として現れる。

元来はゲシュタルト療法の概念。性格の中の相反する力がぶつかり合い、行き詰まっている状態。意識と無意識の闘争とも、「呪い」とも。

解決困難な精神的葛藤、不快な結末を繰り返す不適応な膠着状態とも。

ゲシュタルト療法で言う所のトップドッグとアンダードッグの争いに似ている。つまり内部的葛藤、ジレンマ。
参照:ゲシュタルト療法:トップドッグ・アンダードッグ

呪いとされるのは、インパスが当人の「禁止令」と密接しており、当人に人生規模で影響を与えることが多いからだ。どちらかと言えば(理不尽な)禁止令が呪いで、インパスはその結果だと思うが。

交流分析で言う禁止令は◯◯するな、◯◯であれ、◯◯しなければならない、と言った義務的な価値観であり、これらが認知レベルで当人に影響を与える。ビジネス方面だと「マインドブロック」と呼ばれるものと類似する。成功するな、子供であれ、自分であるな、何もするな、など。

3タイプ

いくつかサイトを見ると、細部が違う印象を受ける。レベル1,2,3としている所が多いか。これも読み物程度に。

>1:当人の心の中の親の部分と子供の部分の間で起きるインパス。拮抗禁止令に根ざしているとされる。

休みややることがない時などに罪悪感や焦燥を感じるとされる。

拮抗禁止令とは表面上は「◯◯しろ」という形だが裏を返せば「◯◯するな」という形になる禁止令。例えば「じっとしていろ」というのは「何もするな」と同じ意味だろう。代表的なのは、

  • 完璧であれ
  • 他人を喜ばせろ
  • 努力しろ
  • 強くあれ
  • 急げ

の5つ。
つまり表面上は「義務」や「責任」を果たす社交的で努力家で効率的な立派な自分として振る舞おう、という形を取る。まぁそこまでガチガチじゃなくても「もっとちゃんとしないと」のような感じ。

これに根ざしているインパスというのは、つまりは完璧超人であろうとする自分と、ほどほどで切り上げて自分のやりたいことを優先してたまにはサボりたくて弱いところもあって少しはゆっくりしたい自分との葛藤。
理想と本音。

>2:幼児期に親の「子供の部分」から発信され、かつ個人が自分の「子供の部分」によってそれに従おうと(抗おうとしているとするものもあった)決断した禁止令。

何かをやろうとした時のトラウマやフラッシュバックと言った形で現れる。怒りや恐怖により、それをどうしてもやりたくないと思うなど。

交流分析の自我モデルには大きく分けると自我状態はP(親)A(大人)C(子供)の3つの要素があり、実年齢が大人だろうが子供だろうがこの3つは持っている。実際には親でもC(子供の部分)が出ることは十分にある。詳しく言うとPやCの中にもP,A,Cがあるとか細かいことになるんだが。

簡単な例としては、怒鳴られたりして無理やり何かをやらされたなどがこれに当たる。Cの中の万能かつ恐ろしい親(魔法の親と呼ばれる)のイメージと、Cの中の成人(小さな教授)との葛藤とする説。

これは大人(子供にとってはA)が発信した子供の部分(C)を「Aとして信じた」形になる。実際Pの定義の一つは「親あるいは親的人物から『無批判にコピーした』行動、思考、感情」とされている。つまりは本来親の要素としてふさわしくない部分も取り込まれる。尤もこれには異論もあり、子供が自分でAを作る、取り込む内容を吟味するなどもするはずだとする説もある。

ただ、「自然にどうなるか」として考えれば、親の言動が余程の奇行でもない限りはそのまま取り込まれるとも考えられる。加えて親が自分の言動が子供に対してどれだけ「威力」があるかはあまり自覚されないこともある。結果、「信じさせる」ことになっても不思議は無い。

当人が成長するに連れ矛盾が生まれ始めるだろう。
押し付けられた信仰と疑念。

>3:人生のごく早期に非言語レベルで与えられた禁止令によるインパス。

特に原因に思い当たることもなく、自然と「そう」である。最も根深い。

「生まれながらに自分はこうなんだ」と思いこんでいるもの。当然周囲との軋轢が生まれるだろう。症状を個性だと思っている?

運命と人生。

>メモ

ともかく何かしら心の中で2つに別れていて、両立できない状態。

禁止令についてだが、内容によってはなきゃないでやばい奴になるのも間違いない。ただしこれらは基本的に幼少期に強く刻み込まれてしまうので強すぎる。

また、幼少期までにこれらは形成されるため、理不尽で無価値な禁止令と、上記のような合理的で存在価値のある禁止令との見極めがつかないままになりやすい。インパスとは前者による現実や理性との葛藤であり、インパスの解決には禁止令の価値の見極めが重要であるとされる。

参照:
http://www.koryubunseki.com/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%B9%E3%80%80impasse/

http://succhange.blog61.fc2.com/blog-entry-29.html

http://digitalword.seesaa.net/article/21507644.html







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