・ほんとかよ。まぁ事実なら非常に時間効率がいい。
・ダイエットの方面で類似した話が出てる。こちらは「6秒筋トレ」と呼ばれている。今回とは別物とする。
6秒の高強度運動
https://gigazine.net/news/20140728-six-seconds-exercise/より。
・アバーテイ大学が発表。高齢者の健康が復活したとのこと。リスクはなしとされている。
内容としては、年金受給者を対象に週に二回、エクササイズバイクを6秒間思いっきり漕ぐというもの。
・成果として参加者12人が血圧値の改善、運動能力の向上が見られた。
具体的には9%の血圧改善(低下)や、立ち上がりなどの日常における所作の改善などが見られた。
専門家は「全ての年齢に対して効果が適応される」と強調している。
・エクササイズバイクが無いなら険しい丘を6秒間登る、あるいは全力ダッシュやら階段をダッシュで上がるやらで良い。
・明示されてないが、「脚」を使う必要がある言い方に見える。腕でもいいなら逆立ちしながら腕立てでもするんだが。
慣れてくると体力が付き、1分近くは高強度の運動が可能。
・BBCニュースでも報じられたという話もあった。
・注意点としては「ウォーミングアップは必ずすること」。まぁそりゃそうだね。肉離れしそう。
・参照記事内ではこの様な強度の、短い運動は高強度インターバルトレーニング(HITまたはHIIT)と呼ばれる。
HIT 高強度インターバルトレーニング
・wikiによれば、ウォーミングアップの後に、短い休憩をはさみつつ高強度の運動をすることを3~10セット、となっている。
1セットは20秒以上、3回以上が大体の所だが、決まったやり方は存在しない。
一般的なパターンでは、高負荷と中負荷の時間の比率を 2:1 にするやり方で、例えば、30から40秒の高負荷スプリントの後、15〜20秒のジョギングもしくは徒歩を行う。
https://ja.wikipedia.org/wiki/高強度インターバルトレーニング
なんか健康番組で聞いたことある気がするな。
・今回の話は繰り返した記述がない。老人たちは6秒しかやっていないようだ。「インターバル」がないな。翻訳ミスかなんかだったら笑う。
・ちなみに筋肉は、高齢者でも増やすことが可能らしい。
・論文をあさってみると、HITによるラットでの実験があるが、特に今回に関連する内容ではなかった。HITによる身体の変化をメモしておく。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2013/0/2013_1023/_pdf/-char/jaから。論文中では「HIIT」とされる。
・2013年には、今回のHITのような無酸素運動でも、ミトコンドリアは増加すると報告されている。代謝に必要なもの。
・コハク酸脱水素酵素(SDH)も増加。同じく代謝に必要なもの。
・筋肉に対しての毛細血管の量が増加している。
総じてHITにより「筋肉が効率的に機能するように変化する」ようだ。
筋肉がつくと言うよりも「体力がつく」という印象を受ける。代謝とか、毛細血管の量とかね。
・体重が落ちたとの話は論文にもある。ダイエット効果の方は本物のようだ。ラットだが。
メリットについて
6秒で済む
・時間がかからない。
・特に健康維持、ダイエット、運動不足などが運動する理由の場合は「有酸素運動」をやろうとするのが、大体の人の自然な考えだ。
で、これが30分やら1時間やらと文字見ただけで「時間がもったいない」と感じるのに十分である。この点が解決する。
やる気に頼らなくていい
・6秒だし。やるかやらないか考えてる間に終わる。
・努力信仰というか、何らかのリターンを直接求めるのではなく、無駄な「努力の前払い」をしたがる人は多い。
まぁそうであるべきとされる物事の方が多いが、これは「継続」を阻害する要因となる。
簡単に言えばめんどくせぇとやる気が落ちる。当たり前だ。この上でわざわざめんどくさくしたり遠回りしたがる心理が人間にはある。
総じて張り切りすぎて(用心、緊張、理想主義)阻害要因を自分から積み立てる。俗に言う計画倒れ。
手間や疲労だけではなく、時間がかかりすぎるのも「めんどくささ」になる。「もったいない」って気持ちの方が大きいだろうけどね。
メモ
・単純に作家や漫画家にぽっくり逝ってほしくないので運動して。6秒でいいから。ウォーミングアップしてからね!
・「疲れない程度の長時間の運動」が運動不足解消として最適解なのか怪しくなってきた。
・情報がこれだけしか無いのが残念なところ。
・例えば100回腕立てしようとか、そういった長期目標を持つと、無意識にペース配分をしてしまう。「やり遂げる」ことが優先され、一回一回が「全力」にはならない。
全力を出したほうが効率がいいのなら、数や時間を無駄に増やすのは逆効果となる。むしろ「さっさと疲れ果てよう」と心がけたほうがマシだということにも。
長期目標は自身の怠惰や衝動性と戦う大切なものだとは思うのだ。しかしこれも裏目に出ることがあるのではないか、と思う機会は少なくない。
「仕様」を理解しきれていないだけかもしれないが。
・「運動」って言うとなんというか、体作りと言うか、鍛錬と言うか、「積み重ねる努力」みたいなものを連想する。
今回の結果を見ると、今以上に運動能力が必要だと身体にわからせるための「刺激」であればいいように見える。
筋肉をつけたいんだったら6秒とはいかないが、健康維持が目的ならそれらとは分離した方法が取れる可能性は収穫だろう。