性格/人格

アメリカのスクールカースト 学校生活における性格分類

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アメリカのスクールカースト 学校生活における性格分類

・人種差別の歴史もあり、日本よりも強く出るとされる。特に誰かがこう発表したわけではなく、自然発生した分類らしい。

・性格って言葉は色んな意味を含める。大体は人格や、持って生まれた適正/嗜好を想像するが、今回は「集団内に於ける立ち位置と振る舞い」の意味が強い。

・基本的な構成要素は顔面偏差値+運動神経+コミュ能力。これらが高いほど上位の傾向。

これはアメリカ人の理想像が「異性にもてる、文武両道、コミュ力高い、友達いっぱい」という姿のため、とされる。外面ばっかだねぇ。

・種類は多いが、ジョック、クイーンビー、ナード、ギークだけまずは抑えておけば良いかも知れない。

カースト上位

陽キャラとして認識される。

ジョック

「キング」とも。
体育会系。ピラミッドの頂点。校内のスター。

アメフトやバスケなどで活躍している。

古典的なB級サメ映画の場合、だいたいサメに食われる。

クイーンビー(スクールディーヴァ/スクールプリンセス)

「クイーン」とも。

学園の女王。チアリーダーなどを務める。

だいたいサメに食われる。

サイドキックス

クイーンビーの取り巻き。大体2匹いるとされる。
創作においてもやたら多い気がするな。嫌味な女と取り巻き二人って構図。

だいたいサメに食われる。

ワナビー

クイーンビーとサイドキックスの取り巻き。
サイドキックスになることを夢見る(Wanna be)とされる。

影が薄いため、サメに食われるかどうかがわからない。食われる時はまとめて2~3人食われてる印象。

プリーザー

男女で分かれる。
女の場合はワナビー同様クイーンビー&サイドキックスの取り巻き。
男の場合はカースト下位へのタカリ行為を行う。

お願い(please)するからpleasr。

大体サメに食われる。

プレップス

文系の上の方。男ならボンボン、プレッピーとも。

Prep school=私立高校。拠って「金持ちのお坊ちゃま」の様な感じらしい。

だいたいこいつのクルーザーで鮫に食われに行くことになる。

メッセンジャー

パシリ。キョロ充ともされる。

サメに食われるか微妙。

カースト下位

・陰キャラとして認識される。

・下位とは言うが、彼/彼女たちはどちらかと言えば個人主義であり「カーストに参加していない」。

上位にそう扱われる、外から見るとそう見える、という話なのが実際の所だろう。

・ナード(根暗の意味)になることが多い。この言葉は本来は軽蔑用語とされている。ただ、後述するが映画では主役だったり、現実にも出世することが多いため、軽蔑用語としての意味合いは薄れてきている。

・ほぼサメに食われない。

スラッカー

抜作、馬鹿とされる。いじられ役。

フリーク

マニア、奇人。

ギーク

おたく。ナード(いじめられっ子)になりやすいとされる。
社交性自体はあるとされる。

フリークとの違いがよくわからないが、ギークの場合専門分野に於いては技術的に秀でるものがあるような扱いが多い。ハッカーとか。

MITはナードとギークばかりだとされる。

ゴス

ナードに属する。

ゴス系の趣味。ゴスロリとか。

ブレイン

ガリ勉。

 

カースト外

ターゲット

狙われている者。ナードとは限らないし、下位が狙われるとも限らないらしい。まぁ教師イジメとかもあるしな。

バッドボーイ・バッドガール

チンピラ。不良。

あまり学校に来ないというか、学校外になら居場所がある。

フローター

浮いてる。
不思議ちゃんや電波系。
或いは図書館によくいる子のイメージとされる。

メモ

・汚ねぇサファリパークみたいな。

・留学生とかはカーストには組み込まれないんじゃないかって言われてる。安心だね。安心かな?

・マイクロソフトのビル・ゲイツは「ギークやナードには優しくしておきなさい」と言っているそうだ。社会に出たら彼らが上になってるからというのが理由。

・1999年のコロンバイン高校銃乱射事件はカースト下位がカースト上位に対しての殺害を目的としたものだった、といわれている。ジョックたちがかなり陰湿且つ集団的なイジメを、隠れもせずにしていたらしい。

犯人のエリック・ハリスとディラン・クレボルドは「ジョック」をターゲットにしていたと明確にされている。この学校のジョックらは自警団気取りで群れ、自らを「トレンチコート・マフィア」と呼び、まぁ端的に言ってオラついていたらしい。

職員休憩室に隠れていたスタッフと学生は彼らが

「白い帽子か野球帽をかぶっている奴は全員立て!」

「ジョックは全員立て! 俺たちは白い帽子の奴を捕まえる!」

などと言うのを聞いていた(コロンバイン高では運動部員は白い帽子をかぶるのが伝統)。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%B3%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%8A%83%E4%B9%B1%E5%B0%84%E4%BA%8B%E4%BB%B6#%E8%83%8C%E6%99%AF

 

二人はトッドに『お前はジョックか?』と聞いた。トッドは『ノー』と答えた(トッドはフットボール選手だったが嘘をついた)。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%B3%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%8A%83%E4%B9%B1%E5%B0%84%E4%BA%8B%E4%BB%B6#%E8%83%8C%E6%99%AF

後、ハリスとクレボルドは自殺。

津山三十人殺しの都井睦雄も似たような感じだったな。「お前はわしの悪口を言わんじゃったから、堪えてやるけんの」って。

だからこれらを「無差別殺人」と呼ぶことには同意しかねる。その境界は拡大してきているが、それでも「殺したい相手」は彼らの中では決まっている。

「境界が拡大している」というのは、ハリスとクレボルドの例で言えば自分たちをイジメていたジョック=トレンチコートマフィアがターゲットと言うよりは、「体育会系絶対殺すマン」になってしまっている状態だからだ。

都井睦雄の場合でも、本当のターゲットは女性二人だったとされる話がある。ちなみにこの二人は初めから都井睦雄の行動に警戒しており、逃げている。

・本来カースト上位は下位とは接触することはあまりないと言われている。上位は下位を見えていないかのように振る舞うほうが多いとされる。

見ればわかるが上位は「生態系=集団」になっている。下位は個人主義が多い。マジョリティとマイノリティ。

上位がいじめやすく、下位がいじめられやすいことの一端でもあるだろう。学校とかは「生徒同士の喧嘩」などと一対一の争いと見がちだが、実際には同調圧力なども込みにして基本、被害者側の心境としては集団いじめに近いかもしれない。

で、そうなると「全体」に恨みを感じても不思議ではなくなってくる。

・とても面白いのが、上位も下位も個人のパーソナリティは全く問われていないということだ。クズだろうが上位、人格者だろうが下位。そういうことはある。まぁ人格者で上位、クズで下位もあるだろうが。

裏を返せば「人の良さ」は社会で生きる上であんまり役に立ってないことが多い。「人間関係ですら」役に立っていないことがある、と。切ないね。

・冗談抜きでB級モンスターもの映画の場合、カースト上位はだいたい死ぬ。逆にカースト下位が生き残る、というかそもそも主役であることが多い。

B級ホラーに限らず、バック・トゥ・ザ・フューチャー、スパイダーマン、トランスフォーマーなど主役がナードである映画は珍しくない。

BTTFの主人公は音楽もやってるんだが、ジョックに絡まれる日常であるためナードの側面はあるといえるだろう。まぁそのジョックはシリーズ1~3まで通して毎回肥やしに頭突っ込んでるので、ジョックの扱いもまたお察し。

これはアメリカ人がサクセスストーリーが大好きなためだとされる(ナードの成長)。

また、映画監督にナード出身者が多い(シンガーソングライターも同じく)らしいので単純にジョックが嫌われているとも取れる。

加えてこういった「ジョックが痛い目にあう」シナリオがウケが良いこと自体が、カースト下位が多く上位が嫌われていることの証左とされることがある(そうだとするとむしろ外向型はマジョリティではなくラウド・マイノリティってことになるが。まぁ映画ファンに於いては、か。)。

・カースト上下で語るとパッとしないが、これはそのまま内向外向どちらがメインの性格かで言い換えることができるだろう。「内向型は、外向型が嫌い」で片付く。この嫌いというのも反りが合わないとかじゃなく、実害(として感じられたこと)があった経験などが多い。まぁセンシティブに過ぎる面があることは否めないが。

・カースト下位の「キャラクター」あるいは「趣味」は、カースト上位を必要としていない。カースト上位が必要になるのはプリーザーやワナビーなどの、言ってしまえば「金魚のフン」からだ。この上で内向型はカーストに「巻き込まれる」。同じ教室だから。

このため、内向型の人間は「気づいたらカースト下位として扱われていた」というような事になりやすい。

が、本当にカーストを語るなら現在カースト下位としている個人主義者達は取り除くべきだとも思う。ジョックからメッセンジャーまでで、実際綺麗に収まるだろう。

・どうしても話が下位依りになるが、上位の方は個性がないからしょうがない。これらの振る舞いは内面じゃなくて「キャラクター」なのは見ればわかるだろう。最初に言っただろう。「外面ばっかだな」って。

言い方を変えれば、上位は社会生活を営んでいる。下位は自分の時間とか趣味とかそっち。

・カーストを決める要素は色々あるのだが、その中でも最も重要なのがコミュニケーション能力だとされている(同時にコミュニケーション能力が過大評価されているとも)。上位はそればかり(一部は個性が欲しくても見つからないまま周りに合わせている状態)、下位はそもそも他人があまり必要がない事が多い。この点も内向と外向に近い。

・もうめんどくさいから全員コミュ障ってことにしよう。相対的には変わらん。

アッパー系コミュ障にダウナー系コミュ障がコミュニケート取るのは至難の業だろう。コミュニケーションは相対的なものであり、受ける側に問題が無いとは言い切れないのだし。

見方を変えればアッパー系コミュ障はカースト上位にいる限りそれを「正当化」できる。この時点で「コミュニケーション能力」ではなく、本質的には外向性・積極性「だけ」が問われているとも取れる。

ダウナー系コミュ障はカースト下位でいる限り話が通じない奴が横柄に絡んでくる相手をせざるを得なくなる。

かと言って上位になることは苦手なコミュニケーションを興味のない奴と取らなくてはならず、この時点でストレスだ(恐らくそれでも大多数がこれを実行する)。

上位に成れた所で「そうであり続けなければならない」ため、心の自由はない。カーストから抜けることは出来ず、勝手に巻き込まれる、とダウナー系の方が詰んでる。

まぁカースト制度自体をなんとかする必要は多分あるが、本能的&文化的な価値観に依る自然発生するタイプのマウンティングだろうからなこれ。難しいだろうね。弱化を試みたほうが現実味があるか?

・個人的には自然体が元から違うのに同じ箱=教室に詰め込めばそりゃそうなるわって感じ。同じ箱で棲み分けすることが求められるが、まぁ社会でも似たような構図にはなるし、本能レベルの難しいことだろう。

・興味深い意見があったので引用。

この手のヒエラルキーはたいていピラミッドで表されるけど
実際はピラミッド型じゃなくてダイアモンド型だと思うんだよね。

https://dic.nicovideo.jp/a/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88

要するに上と下は少なくて、真ん中辺りがいっぱいいるってことだろう。

私もそう思う。「気質」として下位のタイプ、要は個人主義かつ馬鹿に目をつけられたくないのなら、安全の獲得のため意識的に上位に取り入る「動機」が生まれる。

これらは一番上は目指さない(或いは成れない)ため中間で止まるだろう。サイドキックス、ワナビー、メッセンジャーなどが該当するか。







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