・殆どの場合は、気にせず寝ていい。寝れるかどうかは置いといて。
頭内爆発音症候群
・大きな爆発音が頭の中でする症状。パラソムニア=睡眠随伴症(睡眠の経過の中で起こる異常)。
頭内爆発音症候群は入眠時、あるいは睡眠中に突然バーンといった瞬間的な爆発音のような大きな音がなり、そのために目が覚めてしまうものである。
睡眠関連疾患国際分類第2版(ICSD−2)にも睡眠随伴症として記載されている症候群で。診断基準は表1のようである。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/audiology/56/5/56_687/_pdf
音はバーン、パチン、ザッ、カーンと言った音だとここでは証言されている(オノマトペ並べるとアホっぽいな)。
遅くとも1876年には類型化されており[1]、現在の名称は1988年から使われている[3]。
米ワシントン州立大学の研究者が211名の学生に聞き取り調査をしたところ、18%の学生が経験があると答えました。
また経験者の3割には金縛りの経験もあるとのことです。
・眠りに落ちる瞬間か、浅い眠りが1~2時間続いている状態で起きやすい。
「音」は個人差があり、銃声やシンバルのような大きな音、人によっては自分の名前や雑音、眩しい光などもある。
人によってはこれが怖くて眠るのからして怖い、あるいは飛び起きてしまう、なんてこともあるようだ。
金縛りも少し頭内爆発音症候群と似ていて、これは「頭は起きているが体は寝ているから動けない」と説明されることがある。どちらも覚醒と睡眠の中間で起こり得るということ。
・なりやすい体質としては耳鳴り、頭痛持ちが挙げられている。50代以降に限れば男性より女性の方が多いとされる。
・私も何度か経験あるけどね。面白いだけだね。
首の骨が砕け散ったのかと思うレベルの音で焦ったこともあったけどね。
眩しいのも経験あるけど、あれは勘弁だな。目が覚めてしまう。
頭内爆発音症候群の原因
・ベタだけど、疲労やストレスが挙げられている。
タイミング的にヒプナゴギア(寝る直前の覚醒と夢との中間状態)の時が多く、この状態は10分程度で終わるので寝てていいのではなかろうか。
ロンドン大学心理学教授アリス・グレゴリーは、頭内爆発音を以下のように説明している。
- 音は脳の「寝る準備」の一環としてのニューロンの発火によるもの。
爆発音自体は誰でも寝るときにしている。 - 入眠時、脳は少しずつ色々な機能を抑制していく。
本来は聴覚抑制→爆発音の順番で起きるので、この音は知覚されない。 - 何らかの理由で聴覚を抑制する前に爆発音が起これば、それを知覚してしまう。
・治療法は今のところないとされるが、別に害もないのでほっといていいそうな。疲労やストレスに心あたりがあるのなら、そちらの対処をしたほうがいいだろう。
てんかん発作なのかと不安に思う人も居るらしいが、無関係。
超常現象と勘違いされる可能性
・金縛り=睡眠麻痺も含めて、前述のグレゴリー氏もこの当たりを指摘している。
・スピリチュアルやオカルトに関連付けられやすいのは、単純に寝ぼけて現実との区別が難しいからだろう。
音と閃光がある上で寝ぼけていれば(または音や閃光で叩き起こされて混乱していれば)、神秘体験やらUFOやらと勘違いするには十分だと思える。
・アメリカで「銃声が聞こえた」と女性があった。「耳のすぐ近く」で銃声が聞こえたらしい。
もちろん警察官が駆けつけた。だが何事もない。何処にも異常はない。
一ヶ月後にも再び銃声が聞こえ、女性はそれが「自分だけに聞こえる音」だと認識した。
後に頭内爆発音症候群という症状に行き着いた。
以降は爆音への警戒心により、薬を飲んでも4時間程しか眠れないのだとか。
https://www.excite.co.jp/news/article/Techinsight_20191113_649184/
・爆発音そのものよりも、このような「不安」による睡眠障害のほうが深刻だとも言われている。
また、ストレスが原因とも考えられている。睡眠とは関係ないストレスの結果として頭内爆発音症候群がある、という可能性もあるだろう。