先延ばしチェックリスト(General Procrastination Scale日本語版)
- 先延ばしチェックリストのガチなのだよ
- 「学業に限定されない先延ばし」を測定するために作られたものの日本語版だよ
- 先延ばしを特性的なもの(本人が自前で持ってる素質)との見方により作られているよ
・性格診断だね。ただし先延ばしは「やるべきこと」の内容からも影響を受けるため、これでセーフだから先延ばしは一切ない、ともならないが。
・「先延ばしをする理由は本人の特性によるものだ」との視点から、日常生活でも先延ばし傾向があるかどうかを探る形になっている。
それまでのチェックリストは学業に関する質問などがあり、学生を意識したものだった。そこから学業生活のみに見られる項目を除外し、信頼性や妥当性が指示されているものがGeneral Procrastination Scale(GPS)とされる。その日本語版。
このため、学生以外でも答えやすいだろう。
・簡単な、自分が当てはまると思うものに○をつけるタイプ。
・「逆転項目」は、その名の通り、聞きたいことの逆を聞いている。例えば6は該当しない場合に先延ばしにカウントされる。
6,8,11,13は○を付けなかった数、それ以外は○を付けた数、全体の合計が多いほど先延ばししやすい。
補足
・少々ややこしいのだが厳密に言えば、この尺度は学生対象の物となっている。[efn_note]General Procrastination Scale日本語版の作成の試み[/efn_note]
- オリジナルの学業領域以外で使える尺度(元は20項目)
- 日本語訳
- 学生のみを対象として項目の一部削除(13項目)
という流れ。元が汎用性を意識した物のため、そこから多少削られた所で学生以外でも精度は信頼できると思うが。
・オリジナルの時点で、先延ばしが本人の特性的なものとして捉えられている。それなら学業などの特定の物事だけではなく、日常生活でも先延ばしをしやすいだろう、という考え。
前述の通り、「そういう先延ばし」と、「そういうのじゃない先延ばし」があるだろう。特に不安感は先延ばしと強く関係しているため、特定の対象は一生先延ばししていたいなんてこともある。
・GPS日本語版尺度も十分な注意と用心を持って作られている。ただ、ショートレポートと学会の発表のみであったため、後に再検討がされている。[efn_note]完全主義と先延ばしが抑うつに及ぼす影響 : 日本語版General Procrastination Scale (GPS)の再検討を含めて[/efn_note]
こちらでも信頼性を有していることが示されたとされている。また先延ばし特性が、時間での変動はしにくいと考えられた。まぁ性格みたいなもんだからそうそうは変わらないということ。
メタ認知的な解決も可能だと思うが。要するに、感じたことに対してのリアクションの方を変える。
たとえば、
「めんどくさい」から「やらない」を、
「めんどくさい」だけだから「やる」にするなど。
・先延ばし関係のまとめ
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