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視点・捉え方を切り替える

投稿日:2019年9月7日 更新日:

ポジティブシンキングと言っても、無理に前向きなことを考えるだけでもない。

物事の捉え方自体をポジティブにする、ということもできる。

人は自然とネガティブの方向に傾きがちなので、バランサーとしても必要だろう。

 

焦点をどこに当てるか

・ジョージ・バーナード・ショーがペシミスト(悲観主義者)とオプティミスト(楽観主義者)の違いに述べた言葉がある。

 

グラスに入っているワインを見て、

「ああ、もう半分しか残っていない」と嘆くのが悲観主義者。

「お、まだ半分も残っているじゃないか」と喜ぶのが楽観主義者である。

 

両者が「何を見てそう思ったのか」に注目しよう。

「グラスに入っているワイン」を見ているのは、楽観主義者だけである。
悲観主義者は「どれだけ『ない』か」を見ている。具体的には見ているのは「ワイングラスの空の部分」だろう。

表面上は同じ「グラスに入っているワイン」を見ている。この上で評価が正反対になる。なんてことはない、実際に見ているものからして正反対だったからだ。

さて、自分は「何を見るつもりで」物事を見ているのか。

 

ネガティブな考えは不要か

・ポジもネガも内訳は様々だが。だからこそ「ポジティブだからOK」「ネガティブだからNG」というガバい判断は大抵ダメだろう。

 

・悲観・楽観の違いは能動的な「何を見るか」というスタート地点からだ。人は自然とどちらか(大抵はネガティブ)の視点で物を見るが、別にそれは構わないと考える。むしろ初手で楽観的な見方をするほうがトラブルが起こりそうだ。

自分が野生のキツネだとして、露骨な罠の中に油揚げでもぶら下がっていたとしよう。

罠しか見えないなら危険だと認知する。
油揚げしか見えないならチャンスだと認知する。

さて、どちらが捕まるか。

このように、動物界に於いては基本的にはネガティブな方が生き残る。楽観的な動物が過去に居たとして、とっくに絶滅しているだろう。私達人間にも、この傾向は残っている。

 

・基本的にネガティブな物の見方をしやすいのは本能であるし、人間界でもあの手この手で「わかりやすいうまい話」というトラップはそこら中に仕掛けられている。単純に不安感を煽って誘導しよう、という手口もだ。企業の広告から隣人の「他人の動かし方」まで隅々に。ともかくまぁ、現代に於いてもそこそこ必要だと思われる。

 

・一方、自身のネガティブな思考に悩む時は例えば、

やりたいけど怖い、
やらなきゃいけないけど緊張する、
今のままではダメなので何かやらなきゃいけない気がするが自分がやってもどうせだめだろう、

など、自発的な行動を意図した上で、自分でアクセルとブレーキ両方踏んでる状態が多い。
この上で、当人的には気持ちは割とやる側に傾いているが、それを否定する要素が頭から出まくってる状態。

ここで改めて見返すと、対象に対してはやる気はあるか、やるしかないと捉えている。やらない理由もたくさん出てくるので、考えている方向はネガティブだろう。

気持ちは前へ、思考は後ろへ。つまり「前向き」な「能動的思考」は全くやってない。感情労働の深層演技とネガティブな反芻だけだ。いつまで経っても気持ちは楽にならないし、この状態で行動を起こすならそれこそ「清水の舞台から飛び降りるつもりで」なんて悲壮な覚悟をする必要が出てくる。

 

思い切るにはまだ早い

・だがどう考えてもこの段階では、悲壮な覚悟も、汗臭い説得も、個人心理学でいう勇気づけも、まだ早いだろう。

もう一度言うが「前向きに考えてみる」ことを一切やっていない(別に義務じゃないが)。やると決めたorやらなきゃいけないという認知から、そのままネガティブな思考が始まって、そこまでだ。

一部の人達は気づいているようだが、「自分が自分の邪魔をしている」感覚がするのは、これに対してではないか。

人はこういう時に大抵の場合、前述のような「悲壮な覚悟」で思い切ってやってみるか、結局考えただけで何もせず、そしてそれを自分で責める。

前者にしたって毎回できるとは限らないだろう。単純にコスパが悪いのと、機会を自分で潰すこと、学習性無力感や自己評価の低下が問題だ。

 

・個人的には、前向きに考えることそのものには、実は対して価値を感じない。アホになるかも知れんし。

目的は前向きになることではなく、「自動的に始まったネガティブ思考をいくらか抑制する」ことだ。同時に2つの視点は持てないから。

ネガティブ思考はどうせある程度は勝手に働いているし、完全に止めることも目指すべきではないだろう。できちゃったらアホになるかも知れんし。深層演技は論外だし。

一方ネガティブは必要なものだが、必ずしもそれを受け止められるとも限らない。前述の通りほぼ勝手におっ始めるわけで、悲惨な想像なんて始まったら溜まったものじゃない。あいつ単純に空気読めない。

 

そんなわけで、ポジティブシンキングの成果そのものには多大な期待はしていない。しかしネガティブはネガティブで厄介すぎる。
始めに言ったが、「バランサーとして」、やろうと思えばポジティブな視点に切り替えれるようになったほうがいいと考える。要するにスキルであって、精神的な「体質改善」ではなく。

 

・また、ネガティブな発想それ自体をポジティブに見ることもできる。「それ」をクリアすればより安全に確実になる。だとしたら、ネガティブな考えとは「課題発見システム」かもしれない。まぁ色々バグりやすいけどこれ。







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