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「ユダヤ人」という言葉が指すのは
人種的にユダヤ人、宗教的にユダヤ人、つまりユダヤ教徒を指してユダヤ人と呼ぶなどがある。wikiにはムスリムやクリスチャンと同様の意味で使われる言葉とされている。日本風に言えば「仏教徒」と同程度の意味で「ユダヤ人」との言葉があり、そのような人種、民族のカテゴリがあるわけではないとのこと。
これには異を唱える人もちょっといたりするが、どうもカテゴリー齟齬の気がするけどなあれ。話が民族の血筋がどうこうだったし、彼らの場合遺伝的な話をしている。「ユダ」という国の末裔とされる。 まとめると、基本的には宗教的な意味、時に人種/血統的な意味と、2つの意味で用いられる。基本的には「ユダヤ教徒」の意味を持つ。
背景について
2000年以上続く込み入った話のため、ざっとで。
紀元70年から故郷を追われて以来、国を持たずに放浪した。迫害されることも多く、土地を持つことを許されず、キリスト教に於いては汚れ仕事とされた金貸しの仕事くらいしかできることがなかった、とはよく聞く。元手どこから調達したのか知らんが。
大体は行商から身を起こしたのだともされる。 以上から資産においては宝石や金歯のような携帯できるものに収まったらしい。初めて紙幣を利用したともされる。利便性のためだろう。
もう一つ、彼らが「資産」としたのが知恵/知識/技術的な形のないものだ。「奪われることがない」として重視した。能力主義に近いと言えるだろう。またこのような背景から、独立心、自立心も高かったと推測できる。
ユダヤ陰謀論
まぁ経済とか戦争とかが裏でユダヤ人が糸引いてんじゃねってやつ。名前が出てくるのがロックフェラーとロスチャイルド。ユダヤ人の富豪一族。
実際にロックフェラーとロスチャイルドが会談で顔を合わせることはあるらしいし、それは隠してもいないようだ。以前のアメリカ大統領選、初の黒人大統領か、初の女性大統領かって時には、バックにそれぞれついてたらしいよ。ちょうどその頃にロックフェラーのトップが寿命で死んだんで、その辺りもニュースになってた。
ドグマ的な視点としては、タルムードに「すべての富はユダヤ人のもので、今は一時的に貸しているに過ぎない」的なことが書いてあるらしく(タルムードは2種類あり、膨大な文字数であり、全てが和訳されているわけではない。全30巻)、じゃあ取り戻そうとしてんじゃね、ってのがある。
ただ、自分で考えることを重視する独立心の高いのリアリストが「聖典にそう書いてある」って理由でそれをやろうとするかというのは疑問。
そんな頭空っぽならもうここで言ってるようなユダヤ人じゃないし、私の関心はゼロになり、どうでもいい。
正直タルムードにそんな事が書いてあるかどうかが疑わしい。宗教の経典としてはなんかありそうだが、タルムードの他の言葉を見るに結構リアリズムと教養を兼ね備えた印象がある。毛色が違う気がするな。
まぁ全30巻らしいから、そういう文もあるのかもね。
また「紙幣」を作ったのがユダヤ人だとの話。手形、小切手も。このことから銀行や金融に於いてユダヤ人の息がかかっている、とか銀行自体が手先だ、みたいな話もあるようだが。
実際のところは、彼らにはそれと同時に「カネは暮らすための道具に過ぎない」との考えもあるそうな。
メモ
私はシャイロック好きだけどね。「証文だ! 証文に物を言わせろ!!」
待ちきれなくて靴の踵でナイフを研ぐとことかいいよね。アントーニオ嫌い過ぎて。